北京オリンピック2022は2月2日に競技が開始され、同月20日に競技が終了する日程です。開会式は4日で、閉会式は20日となっています。
夏季の東京五輪と同様に、新型コロナウイルス流行下での開催です。中国当局は感染ゼロではなく、感染拡大ゼロを目指すとしており、現実的な対策をとっての開催となっています。多くのオリンピック選手がワクチンを打っての出場ですが、21日間の隔離を受ければワクチン未接種でも参加できるルールです。
日本と北京の時差は1時間だけですから、ほとんどの競技をリアルタイムでテレビ観戦することが可能です。ヨーロッパや南北アメリカ大陸で開催される大会とは異なり、日本人によって楽しみやすいのが北京オリンピック2022です。
現在はインターネットの発達により、試合結果どころか試合状況が速報されます。カーリングなど長時間にわたる競技は、映像が観られなくてもインターネット環境があれば胸を躍らせながら応援することが可能です。
北京オリンピック2022はまだ終了していませんが、日本選手団が金メダルと2個と銀メダル2を5個、銅メダルを7個獲得しています。金メダルを獲得したのはスキージャンプ男子ノーマルヒルの小林陵侑選手です。ラージヒルのほうでも銀メダルに輝いています。スキージャンプ界のレジェンド・葛西紀明選手との師弟関係が注目されています。もう1人の金メダリストはスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手です。人類史上最高難度のルーティーンを成功させ、高得点で優勝しました。3度のランのうち、2度目の採点が低く物議を醸しました。
銀メダルを獲得したのはスピードスケート女子1500mおよび500mの高木美帆選手です。さらにこの選手は姉の高木菜那選手などとチームで挑んだ女子団体追い抜きでも銀メダルを手にしています。冬季五輪随一の人気を誇るフィギュアスケートで、鍵山優真選手が銀メダル、宇野昌磨選手が銅メダルを獲得しました。これからの男子フィギュア界を背負っていく人材の好成績に日本が湧きました。
銅メダルを獲得したのはスノーボード女子ビッグエアの村瀬心椛選手とハーフパイプの冨田せな選手です。くわえてスピードスケート男子500mの森重航選手、ノルディック複合個人ラージヒルの渡部暁斗選手、フリースタイルスキー男子モーグルの堀島行真選手、フィギュアスケート団体チームです。渡部暁斗選手は3大会連続のメダリストであり、今後の活躍が期待されます。