“アマチュアスポーツとして本格的にサイクリングに挑戦したいなら、日本サイクリング連盟について詳しく知っておいたほうが良いでしょう。日本サイクリング連盟というのは俗称であり、正式には日本自転車競技連盟という公益財団法人となっています。総理大臣から認定されている由緒正しい団体であり、日本のサイクリングを統括する立場であるのが大きな特徴です。サイクリングを普及させるとともに、アマチュアスポーツ全体の振興を目標に掲げています。それらを通じて、自転車に乗る人の健康にも寄与していきたいと考えているのです。
そう言われても、具体的に何を行っているのかよく分からないという人もいるでしょう。自転車競技の認知度を上げるために、さまざまな催しを開催しています。また、他の団体が主催する大会のバックアップを行うことも多いです。国際大会が実施される場合は、積極的に選手の参加を促しています。国内で代表選手の選抜を熱心に行い、世界の舞台に果敢に送りだしています。それと同時に海外の有力選手を招くことにも熱心です。これによって国内の選手は大いに刺激を受け、これまで以上に鍛錬に励むようになります。もちろん、自分たちが主催者となって国際大会を実施するケースも少なくありません。つまり世界的な視点を持って、自転車競技を盛り立てていこうと考えています。
国内向けの活動として、選手のレベルアップのために継続的な育成に取り組んでいます。それを可能にするため、指導者の教育にも力を入れており、実力を認定する資格も設けているのです。その成果もあり、全体の実力は着実に底上げされてきました。目覚ましい記録が出るごとに公認し、国際団体への申請も欠かしません。競技と組織のスムーズな運営のために、規則をしっかりと定めており、基本的にはそれを順守する形で活動しています。たとえば、安全面に関しての配慮を怠らず、公道を走る際の注意喚起などもしっかり行っているのです。自転車の保険に加入することも強く推奨していますし、使用する機材についても適切なものを提示しています。
オリンピック委員会にも加盟しているなど国内では圧倒的な影響力を持っているため、日本で自転車競技をするならこの連盟の重要性を理解しておきましょう。とはいえ、具体的な情報を得る方法が分からない場合もあるかもしれません。機関紙を発行しているので、ホームページとともにチェックしてみるのがおすすめです。”